実占の本とは言えない
失礼ながら、この著者は一体どんな易学をやってきたのただろう。
例えば【火山旅】の項目を開いてみる。
「占ってこの卦を得たなら、旅に出る。案ずることはない。正直を踏むなら吉となる」とだけあり、岳易でも高島流でもこんな判断をする者はいないだろう。占考になっていない。
今度は【離為火】の項目を開いてみる。
「つく、離れる」というこの卦の象意がどこにも汲み取られていない。
独学なのだろうか、普通に考えられる意味・解釈がうかがえない。
易学史上の先学らが切磋琢磨してきた成果を踏まえておらず、単に卦辞・爻辞をそのまま当てはめようとしているだけのようだ。
実際、書かれている読みと成り行きがちぐはぐで、これでは判断の意味ない。
筮法の細部もよく分からない。
姉妹書の「易経実践」を含めて易占の本とは言えないだろう。
実際、易学書を求めようにも、それなりの内容のものは、東京なら神保町の原書房、京都なら下京区の三密堂書店などの専門店しか取り扱っていない状況になってしまったが、初学者にも丁寧な良書は幾つもある。
本格的に易を始めたい人は、お財布も大丈夫なら、紀元書房の書籍をおやりになったらよい。
入門書としては良し!
私はこれから易に嵌りました。とにかく読みやすい!分かり易い!変卦の呼び方が他の本とは違う場合が難点かな? あと、爻ですが、初級者の占い用に意味を少しぼかしたり、 意訳によって元の意味とは変わった印象を受ける爻もあります。 それでも、構成は読みやすく、卦ごとの説明は十二分にされています。 ただ、爻などで、原文、本来の意味などが知りたくなったら、 この本では満足できなくなったらこちらをどうぞ。 以下の二書があれば完璧です。 易―中国古典選〈10〉 朝日選書 本田 済 (著) 易学―成立と展開 サーラ叢書 13 本田 濟 (著)
光村推古書院
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